【Spiral of life】
「生物の中で死が訪れるのは、不自然な人間だけである」
森や海の自然の中で見たモノ、ドキュメンタリーやニュース等で見
聞きしたコト。その中でふと思うのは『自然界の生物がその命の活
動を終えたとしても、その血肉はまた別の命の餌となり残った骨は
別の命の住処となるのであれば…』
『その命は途絶えている訳ではなく、ただ生命の形が変わっている
だけではないか』
然らば“死の象徴”であるスカルも自然の中では“生命の形”がスカ
ルであるだけで、決して死が訪れたとは言えないのではないか…
【Shape of life】=生命の形
それが変わり続けるだけで自然の中では死が訪れないとするな
ら、骨を墓に納めて生命の形の変化を終えるのは“不”自然な人間
だけであり、我々だけにしか死は訪れないのではないか…数年前
に散策した森の中でそのような事を考えた。
そして今回の制作の折に触れF.A.Lを意識する間に
『不自然な人間にとっての変わり続けるShape of lifeとは何なのだ
ろう』と再考するに至った。
【イズム】【思想】
しばらくの間思い耽り、私から出た答えはそれらだった。
F.A.Lの造形物に目をやれば、デザイナーのイズムや思想、経験な
どから生み出された生命の形を窺い知る事が出来る。
この度の特別展示の作品制作では、F.A.Lに基づいているイズムや
思想を抽出したり、作られたアクセサリーから受けたインスピレーシ
ョン等を再構築して、立体物を作る事が出来ない私たちなりの造形
物にしようと思う。
それが目に見えないイズムや思想を具現化した人間にとっての
“Shape of life”だと考える。
自然の中ではShape of lifeが食物連鎖や種の存続という螺旋の中
で形を変え続けている。
それならば我々は、承継や伝統という螺旋の中で変わり続ける
Shape of lifeを作り続けるもので在りたい。
ほんの一部ではありますが、是非とも皆様にもこの螺旋の中に入
っていただき、我々の【Shape of life】を楽しんでいただければ幸い
です。
ようこそ【Spiral of life】へ
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